1. 全事業所でエネルギー管理標準を作成し、これに基づいて高効率でCO₂排出量の少ない操業を指向し、省エネルギー設備・機器の導入を計画的に推進しています。
2. 再生資源の有効活用による省エネルギー、CO₂排出量の削減にも取り組んでいます。倉敷製造所は廃プラスチックを、栃木鉱業所は再生重油を燃料として使用しています。

1. 芳井鉱業所は石灰石鉱業協会に、倉敷製造所と福山製造所は石灰製造工業会に加盟しており、それぞれ経団連環境自主行動計画に参画して京都議定書第一約束期間の2012年度まで、石灰石及び石灰の製造工程における省エネルギーとCO₂排出量の削減に取り組んできました。
2. 2013年度以降は、2009年12月に公表された経団連低炭素社会実行計画（フェーズI）、2014年4月に新たに公表された温暖化対策に一層貢献するためのフェーズIIに基づく新たなCO₂削減目標の達成に向けた活動に取り組んでいます。

当社は改正省エネ法により自らの事業活動に伴う製品の委託等貨物輸送量が3千万トンキロ以上であるため特定荷主に指定されています。特定荷主は輸送の省エネルギーへの取り組みを義務付けられており、近隣販売先の開拓による輸送距離の短縮化、大型船活用による燃費の改善等に取り組んでいます。

1. 各所の貯鉱ヤードにおける発じん防止として、散水ノズルによるヤードへの散水、散水車による道路等への散水で粉じんの飛散を抑制しています。

1. 鉱山での使用水は沈殿、清水化し河川へ放流しています。測定項目はpH(水素イオン濃度)、SS(懸濁物質)、排水量等です。
2. 貯水、排水処理設備のある事業所では水資源の有効活用のため循環使用しています。JFEスチール製鉄所内の製造所では、更に製鉄所全体の循環水も利用し、公共水域への排水量を減少させています。

1. 日本環境安全事業(株)(JESCO)によるPCB（ポリ塩化ビフェニル）廃棄物の処理工場稼動に伴い、2011年からPCB入りトランスとコンデンサーの処理を開始し、高濃度対象機器につきましては、トランス・照明安定器（コンデンサー）ともに適切に処理を進めてきました。
2. 低濃度対象機器につきましても、法令で2027年3月までに民間企業で処理完了となっていますが、低濃度PCBの処分計画表を作成し、早めに処理致します。

各事業所から排出、あるいは産業廃棄物に含まれて事業所外に移動する化学物質については、化学物質排出管理促進法（PRTR法）に従って、その量を管理しています。