事業情報

高炉スラグ細骨材

コンクリート用高炉スラグ細骨材

環境に優しいコンクリート用高炉スラグ細骨材

無尽蔵にあると思われていた天然の砂も、年々良質なものの入手が難しくなってきており、コンクリートの強度や耐久性の低下が懸念されています。このため高炉スラグから造られる砂に大きな期待がかけられています。

高炉スラグ細骨材は、昭和56年にJIS A 5012として認定され、さらに日本建築学会、土木学会の指針にも定められました。現在では、JIS A 5011-1(コンクリート用スラグ骨材)として改定され、JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)にも定められています。

当社の高炉スラグ細骨材は天然砂の代替として、お使いいただける環境に優しい材料です。

高炉スラグ細骨材

高炉スラグ細骨材

製品の特徴

JIS規格に適合

JIS A 5011-1(コンクリート用スラグ骨材)に適合します。

安定した品質

十分な品質管理のもとで製造された工業製品です。

受け入れ検査を省略

JIS認定のコンクリート工場でも、当社の試験成績表によって、受け入れ検査を省略できます。

塩化物、有機不純物、粘土、貝殻等を含まない

コンクリートの強度、耐久性に影響を及ぼす塩化物、有機不純物、粘土、貝殻等を含みません。

材齢を経るほど強度が増加

材齢7日、及び28日では、天然の砂と同程度の圧縮強度が得られます。さらに材齢を経るほど強度の増加がみられます。

アルカリ骨材反応が生じない

アルカリ骨材反応の恐れはありません。

製造方法

高炉水砕スラグを軽破砕し、粒度、粒形を整え、固結防止剤を添加して高炉スラグ細骨材を生産します。

高炉スラグ細骨材製造フロー

高炉スラグ細骨材製造フロー

種類(粒度による区分)

区分 粒度範囲(mm) ふるいを通るものの質量分率(%)
ふるいの呼び寸法(mm)
10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15
5mm 5以下 100 90~100 80~100 50~90 25~65 10~35 2~15
2.5mm 2.5以下 100 95~100 85~100 60~95 30~70 10~45 2~20
1.2mm 1.2以下 - 100 95~100 80~100 35~80 15~50 2~20
5~0.3mm 5~0.3 100 95~100 65~100 10~70 0~40 0~15 0~10

品質

項目 高炉スラグ細骨材
化学成分 酸化カルシウム(CaOとして)(%) 45.0 以下
全硫黄(Sとして)(%) 2.0 以下
三酸化硫黄(SO3として)(%) 0.5 以下
全鉄(FeOとして)(%) 3.0 以下
絶乾密度(g/cm3 2.5 以上
吸水率(%) 3.0 以下
単位容積質量(kg/L) 1.45 以上

※ 粗粒率、微粒分量、環境安全品質基準については、JIS A 5011-1でご確認下さい。

お問い合わせ

各商品へのお問い合わせは、JFEスチールサイトよりご連絡下さい。

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