これまでの土壌洗浄工法では一定量発生する細粒分の産廃処理費用が必要でした。
MSI-Xを用いて従来は産廃扱いだった土壌の細粒分の浄化も可能にします
従来技術との比較
従来の技術・土壌洗浄フロー
細粒分土壌への当社の提案
- MSI-Xを用いて、従来は産廃扱いであった細粒分の浄化も可能にし、土質も問わない工法です。
- 回収鉄粉は繰り返し利用することが出来るためコストダウンが可能です。
MSI-Xの特徴
純鉄からなる鉄粉
- 粒径が細かすぎず、比重が高いので飛散しにくい。(良施工性)
- Feの溶解が長期間にわたり持続するため吸着持続性が高い。
- pHが中性であるため、周辺環境への影響がない。
- 強磁性、高比重であるため吸着後の分離・回収が容易。
触媒による表面処理
- 比表面積が大きくなり、反応性・吸着性能が向上。
- 触媒処理を施しているため、初期反応性が高い。
MSI-X試料外観
MSI-Xの物性
主成分 | Fe(90%以上) |
---|---|
嵩密度(g/cm3) | Ave.3.0 |
pH | 6~8 |
粒子径(μm) | Ave.100 |
本鉄粉の粒度分布
鉄粉表面のSEM画像
MSI-Xの性能
MSI-Xの各種金属吸着等温線
※掲載されているデータは、いずれも当社試験方法によるラボ試験の結果であり、実サイトでの性能を保証するものではありません。
平衡濃度が環境基準時の吸着能
対象元素 | 環境基準(mg/L) | 吸着能(mg/g) |
---|---|---|
As(V) | 0.01 | 1.0 |
Se(VI) | 0.01 | 0.3 |
Pb | 0.01 | 1.6 |
Cd | 0.003 | 0.1 |
Cr(VI) | 0.05 | 2.7 |
※掲載されているデータは、いずれも当社試験方法によるラボ試験の結果であり、実サイトでの性能を保証するものではありません。
ヒ素、鉛の繰り返し吸着試験
初期濃度 | (1)As溶液:1.0mg/L (2)Pb溶液:1.0mg/L |
---|---|
添加量 | 3wt% |
振とう時間 | 10分間 |
回数 | 回収したMSI-Xに(1)、(2)を再度添加し、同様の手順を15回実施 |
※掲載されているデータは、いずれも当社試験方法によるラボ試験の結果であり、実サイトでの性能を保証するものではありません。
従来技術との比較
各種浄化工事でMSI-Xが使用されています。
ヒ素等の重金属を含む泥水が発生する工事や、重金属汚染土壌対策等に採用されています。
施工実績の一例
工事概略 | 用途 | 備考 |
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A社重金属汚染対策工事 | 地下水対策 | ヒ素対応 機械撹拌 |
A県内重金属汚染対策工事 | 重金属対策 | 水洗分級の細粒に使用磁力選別 |
B県内シールド工事 | シールド工事対策 | ヒ素対応 磁力選別 |