ダイオキシン類の基準は2,3,7,8-四塩化ジベンゾ―パラ―ジオキシンの毒性に換算した値(TEQ)となっています。
土壌の環境基準や条例調査の基準は1,000pg-TEQ/g以下です。1pg(ピコグラム)とは、1兆分の1gです。土壌以外にも水質、大気、水底の底質について環境基準が定められています。
ただし、土壌中のダイオキシン類の量が250pg-TEQ/g以上の場合は、さらに詳細な調査を行う必要がありますので、要注意です。
通常の土壌なら、基準や調査指針値を超える事例は少ないのですが、焼却灰や廃棄物ではダイオキシン類濃度が高い傾向がありますので、早めの調査、対応が必要となります。